自然の材料だけで染め上げる、ほんとうの草木染め
東京蔵前のアトリエと福岡秋月の工房にて、合成染料を一切使用しない天然染料100%の草木染めをしています。
使う染料は山に採りに行ったり、畑で育てたり、捨てられてしまうものを頂いてきたりして集め、使う分だけを火にかけて色を取り出します。
多くのモノであふれている時代。
そんな時代だからこそ、日本の伝統や職人さんの技術、そして様々な恵みを与えてくれる自然を大切にしたものづくりをしたいと思いました。
日本には素晴らしい作り手がたくさんいます。
全国各地へ直接足を運び、職人さんの顔をみて、声をきくところが私たちのものづくりの始まりです。
天然素材は毛玉ができたり、時によれたりもします。
取り扱いが難しいと感じる方もいるでしょう。
それでも、天然のものには化学的なものとは違った風合いや暖かさがあり、それがとても心地良くて。
季節の移ろいを目でみて楽しむように、肌でも直接感じる。
するとしだいに愛着がわいてきて、毎日の生活がより一層たのしくなります。自然にもヒトにも優しくありたい。
使い手と共に歳を重ねていけるようなものを作りたい。
ものづくりに関わるすべての人たちが幸せであってほしい。
そんな思いを込めて、私たちは日々ものづくりをしています。